ツシマの風景と言っても、長崎県対馬の事ではなく、PS4用ゲームソフト、Ghost of Tsushima ( ゴーストオブツシマ )の風景です。 このゲームは、アメリカの開発会社が製作したものですが、日本人以上に日本らしさを表現していると感心しました。実際に起こった歴史的事件、モンゴル帝国の襲来、元寇を題材とした仮想の物語で、境井仁と言う武士が主人公となります。仁は、誉れある武士として正々堂々、戦い、民を守らんとするものの、相手は異国の強敵で、正面からではとても敵わず、打ちのめされてしまいます。そして、強敵を討ち滅ぼし、民を救うには闇討ちなどの卑怯な手段も用いねば、戦えないと悟り、苦悩しながらも闇の暗殺者、冥人(くろうど)としての道を進んで行く事になります。 以上が物語の大雑把な内容ですが、難所を超えての神社訪問、猛者との一騎打ち、名勝での和歌詠唱、名湯での追憶、琵琶法師の語り、なども盛り込まれています。私の体感ですが、序盤は右往左往しながらも、美しいツシマ探索が新鮮で楽しく、中盤になると操作も慣れてきて物語も盛り上がって来ます。後半はさすがにだれてきますが、それでも名作と呼べるゲームでした。私はとにかく、このゲームで再現される、絵画の様なツシマの風景が気に入ったので、記念に載せて行きます。