中城城

中城城(なかぐすくじょう)は、沖縄県中城群にある山城である。15世紀に活躍した按司(あじ)、護佐丸の城として知られている。また、沖縄に300余ある城(ぐすく)の中で最も良好な遺構が残されており、曲線を描く城壁、神秘的な8つの遥拝所など、古代遺跡感漂う城跡である。



創建年代は定かではなく、中城按司が数世代に渡って築城を重ね、14世紀後半までに、西の廓、南の廓、一の廓、二の廓、などの主要部分が完成し、1440年に城主となった護佐丸によって、北の廓、三の廓が増築され、現代見られる姿となった。護佐丸は、勝連城の阿麻和利に備えて中城城に着任したのだが、1458年、その阿麻和利の謀略を受けて、攻め滅ぼされたとされる。

その後は、琉球王国の世子である中城王子の居城とされたが、1729年からは一の廓に中城間切番所が置かれた。明治12年(1879年)の琉球処分後、番所は、中城村役場として使用されていたが、昭和20年(1945年)3月、沖縄戦の戦火を受けて焼失した。





↑ガンジャーガマ(鍛冶屋跡)






↑中城城


中城城に入るには入場料を支払う必要がありますが、駐車場から城の入り口までは無料のカートで送ってもらえます。









↑遥拝所跡




























評判通り、中城城の遺構は良好で、整った石垣が見応えあります。沖縄版竹田城といった趣です。ここはまだ観光客の姿は少なく、ゆったりと見学出来ました。






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